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【“我はなめ蔵”実話シリーズ】僕が体験した恐ろしすぎる話

こんにちわ、寝ても覚めても夢であなたは待っている、なめ蔵です。

秋になってしまいましたが、今日は実際に体験した怖い話について書こうかと。

本当に怖い体験でした。みなさんとも共有したいです。


それは2年ほど前のある日。私はメインボーカルのスペシャリスト、みんかとぅさんのみんかとぅさん、共同作業者のぎっちぽん、戸野ハジメと都内のとある音楽スタジオで、みんかとぅ新曲のボーカルトラックを取っている時でした。

「♪い〜つの日からだろうか〜…」

僕がいつものように美声を震わせて歌っていると突然ぎっちぽんが、

「みんかとぅさん、今日はビブラートがすごいですね」

と、一言。とはいえ、みんかとぅさんも意図してそういう声にしているワケではなく、一回ブースを出て歌をリピートしてもらいました。聞いてみると確かにビブラート…というよりも少しハモっているような、いつもとは違う声が混ざっているようでした。

「どうしたんだろう…あっ!あっ!」

みんかとぅさんは自分で再度発声練習をして、自己のパワーを再度確認しました。すると横で見ている戸野ハジメがいきなり抱きついてきたのです。そして私の耳にこう囁きました。

「君の正体は分かっているんだ。これをくらえ!」

彼はそういうと自身のポケットに入っていたお札を、みんかとぅさんののおでこに貼り付けました。

「どうだ、これでいつものみんかとぅに戻る」

みんかとぅさんは意味は分からずぼーっとしていると、左手が徐々に熱くなっているのを感じたようです。手のひらを見ると黒い痣のような斑点が、すごい勢いで出現しているのが分かりました。その後、溶けて泥のようになってしまいました。

「ふふふ、これがみんかとぅの始まりなんだ…ふふふ…」

戸野ハジメはそう企むように笑うと、拳銃で頭を撃ち抜き死んでしまいました。

「おい!どうしたんだハジメ」

異常な事態に気がついたぎっちぽん。

「これはマズい…これはマズいゾ…」

ぎっちぽんはそう曇った顔を見せると、彼もまた拳銃で頭を撃ち抜き死んでしまいました。戦慄する音楽スタジオ。やがて私の左手の熱さが、徐々に痛みに変わっていくのが分かりました。すると、私なめ蔵の腕もが謎の痛みに襲われ…

「なんだコレ、いててて…」

すると、銃声を聞きつけたパトロール中の警察官が音楽スタジオに突入してきました。

「おい!なめ蔵!逮捕だ!」

「えええ!ちょっと待ってちょっと待って!僕が何をしたってんだよ!」

「お前がこの2人を撃ち殺したことは分かっているんだ!逮捕だ!殺すぞ!」

「なんだよ物騒な。勝手に死んだんだよ、この2人は!」

「死ねッ!」

警察官はそう言うと、腰にかけていた日本刀を抜き、僕に刃先を向けてきました。

「警官さん、どうしたんだよ…」

「お前は…お前は弟を殺した」

そう、実はこの警察官はぎっちぽんの兄だったのです。

「わぁぁぁぁ…!」

「警官さぁぁぁん…!」

号泣する警察官、号泣する私。その2人の間にある奇妙な絆を感じました。

「ごめんなさい、なめ蔵さん。取り乱して締まって…」

「いえ、私もタメ口を使ってしまい、申し訳ございませんでした…」

「じゃあ、くれぐれも街の風紀は乱さぬようお願いします!」

警察官は私の頰に優しくキスをすると、交番に帰って行きました。しかし、血の濁流が治らないぎっちぽんと戸野ハジメの死体。

「そうだ!処分をしなきゃ!」

ここに死体があると疑われてしまう!私はふとそのような悪い考えが浮かびました。“あの人に頼むしかない”。“あの人”とは地元で猛威を振るう人間台風こと、ヤクザの組長でメキシコ人のナチョスのことです。私はナチョスを思い出すと、すぐに電話をかけ、連絡をつなげました。

「なめ蔵さん、久しぶりシコ」

「ああ、ナチョス…ちょっと困ったことがあって…」

「何シコ?なめ蔵さんが困るなんて珍しいシコ」

「いや、実は僕のスタジオに2匹死体が出来ちゃってさ…」

「また人を殺したシコか?アクティブシコねぇ〜」

「いや、違うよ。勝手に死んだんだよ」

「よく分からないけど、すぐに行くシコ」

その言葉通り、およそ10分も掛からない時間で登場したナチョス。鮮やかなサボテンとタコスが描かれた、背中の刺青が眩しい。

「ふう、今日は暑いシコね…」

そう言うとナチョスはおもむろにズボンを脱ぎはじめました。実はナチョスはノーパン派。しかし、いつもと様子が違う。

「ちょっと、あんまり見ないでシコよ…」

プリンとした綺麗な尻、そして私はあることに気がつきました。

「ち…“ちん”がない」

そう、あるはずのアレがない!どうしたナチョス!

「騙してごめんシコ…」

ナチョスはそう言うと顔をボリボリ掻きはじめました。しばらくするとナチョスの顔は“ベロン!”と、脱皮をする虫のように剥けはじめました。

「お…お前…ナチョスじゃないな!誰だ」

「私よ…」

そして、姿を現したのは、私の妻のカーラでした。現れたカーラに熱いキスをする私。

「私はなめ蔵…」

「私はカーラ…」

そう言った後、私とカーラはキスだけじゃない熱い一晩を過ごしました。

そして翌朝、妙な重みを感じて目を覚ましました。

「なんだコレ…目が開かない…」

その重みに妙な汁っ気を感じた私、それが大量のキムチだと言うことがわかるまで、そう時間は掛かりませんでした。大量のキムチの中を泳ぎ、やっとのことで日の光を見た私。しかし、今いる場所は私の家ではなく、実は宇宙船の中だったのです。遠くに見える地球、豆粒の大きさになっても手を振り続けるカーラ。

「なんで…なんで俺はこんな場所に…」

「君は変わったんだよ…」

ハイトーンの良い声が聞こえました。後ろを見ると薔薇よりも美しい男性が、シクラメンの香りを漂わせ立っていました。

「誰だ、お前は…」

「宇宙人だよ、フセ…」

「フセ…」

「宇宙人のフセ・ヒロシだ」

フセはそう言うと、背中に隠していた大量の味噌を私に見せつけてきました。

「どうだ、この味噌は…」

「はあ…」

私が曖昧な反応をすると、フセは怒ったのか、味噌を自分の身体に塗りたくり始めました。

「この味噌は万能薬なんだ!」

少し経ちフセがどんどん小さくなっているのが分かりました。実はこの宇宙人は塩分に弱く、塩っ気があると水分が吸収されてしまうナメクジのような生物なのです。

「歩くほどに…踊るほどに…」

ブツブツ呟きながら消滅したフセ。私は衝撃のあまり、気絶をしてしまいました。

「わああああ!」

大声をあげて起きると、目の前にいるのはぎっちぽんと戸野ハジメ。

「どうしたんだ、なめ蔵!」

「ビックリした、イキナリ大声あげて…」

死んだはずの2人がいることに驚きを隠せない私。

「君たちは…死んだはずでは…」

「何を言っているんですか、なめ蔵さん」

「仕事し過ぎて疲れているんだ!あはは!」

彼ら曰く分かったのは、今まで体験したのは全て夢で、現実的にもありえない話だと。状況を理解するまで時間が掛かりましたが、恐ろしい体験がまさか身近に起こるとは、と思うと些か感慨深いところでした。

「“シクラメン”に“薔薇”って布施明でしょ?あはは」

「しかし、壮大な夢ですね〜」

彼らの温かい笑顔、元気な姿。何事もなくて本当に良かったです。しかし、話しているうちにまたもや彼らの異変に気がつきました。実はぎっちぽんの髪が、髪の毛ではなくザーサイで出来ており、戸野ハジメの乳首が皮膚ではなく、大豆で出来ているのが分かりました。おそらく、宇宙人たちはまだ、私を狙っている。本当の恐怖と今も僕は戦っています。

そう、私は宇宙人に狙われているのです、今も。恐ろしい事実ですが、彼らはきっと身近にいるのです。きっと私はまた、あの宇宙人に会わなきゃいけない時が来るのです。私は恐怖と戦いながら生活をしています。

以上、実際に体験した怖い話でした。

筆者:なめ蔵

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