バナスクメンバーによる、実体験の恐怖体験。
初回は5年ほど前にみんなで行った旅行先での本当にあった怖い話。。。
こんにちわ、みんかとぅです。
これは、我々BANANA SCOOTER’Sの結成の年に実際にあった話です。
まだ学生だったある日、僕らはふと僕の実家が保有の車(
※メンバーは現在のバナスクラジオでお馴染みの5人(みんかとぅ、かんちぃちゃん、ぎっちぽん、吉兆、トノハジメ)
トノ
「あはは、ガソリン代どのくらいかかるんだろうね~」
ぎっちぽん
「沖縄初めてだな。」
吉兆
「怖いなァ、怖いなァ」
そんな他愛もない話をしつつ、
ぎっちぽん
「いい所だね!皿(DJ卓)が回しやすいよ!」
カンチ
「とりあえずホテルで荷物置いたら、
みんかとぅ
「あ、そんなプランがあるの?いいね」
吉兆
「怖いなァ、怖いなァ」
聞いたことのないようなくたびれたホテル。
ぎっちぽん
「ゲェ~(嘔吐)汚いよ。」
カンチ
「ホントだね。まあ、ツーリングでもしてさ、気分紛らわそうよ。
目玉の親父
「そうじゃ。」
みんかとぅ
「そのツーリングってのはどこでやるんだい?」
カンチ
「△△ってとこ。」
あまりにも汚いホテルだからか、
みんかとぅ
「スイマセーン」
みんかとぅが先陣を切ってお店に入りました。
しばらくすると、店主と思われるサミュエル・L・
サミュエル
「ミンナ、ココキテハFuckin’イケナイ」
ぎっちぽん
「なんだこのおっさん」
サミュエル
「トリコマレルトリコマレル」
トノ
「変な人だな」
バキューン!
突然大きな音がしました。
サミュエル
「ダカライッタノニ…」
トノ
「おい!どうしたんだよ!サミュエル!」
カンチ
「死んじゃうなんて嫌だよ!」
サミュエル
「ニンゲンが泣くキモチガワカッタ…」
トノ
「俺は泣いてないゾ…!」
サミュエルは徐に一本のタバコをポケットから取り出し、「ふう」
みんかとぅ
「なんで、なんでこんな事になっちまったんだよ!」
吉兆
「怖いなァ…怖いなァ…」
カンチ
「サミュエル…まあ、こんな事になったら何も出来んね。
ぎっちぽん
「ああ」
僕らはバイクの燃料として店にあったガソリンでサミュエルの火葬
気がつくと18時。そういえば、ご飯の時間。
カンチ
「さあ、オムライスだよ。みんな浮かない顔してるけど、
みんかとぅ
「ああ、そうだね。そういえばどうしたんだ、ぎっちぽん君。
ぎっちぽん
「いや、分からないんだ。何だか、燃えるように熱い…」
目玉の親父
「何故じゃ?」
吉兆
「怖い…」
空元気ではあるものの、旅行は始まったばかりなので、
しかし、どうにも寝苦しい。と同時に足がすくむような感覚。
「んー…んー…」
部屋のどこからか、
みんかとぅ
「な、何の音…」
「ん、ん」
怖くなり布団を被ったものの、やはり音は近くに。
「お〝!」
やはり人の声の声です。その声は何かに気がついた様子で、
謎の声
「起きろ!起きろ!」
甲高い人の声に気がついた時、ふと「殺される!」
謎の声
「起きろ!」
その声と同時に掛け布団をめくられてしまいました。
みんかとぅ
「ギャー!」
僕が叫ぶと、その光のカタマリは僕の頭へと猛突進して来ました。
謎の声
「何が“ギャー!”よ、もう!」
みんかとぅ
「き、君は?」
謎の声
「あたしの名前を忘れたの?全く呆れちゃう。ティンカーベル!」
みんかとぅ
「“ティンカーベル”って…あのピータ…」
ティンカーベル
「何を言ってるのピーター!?」
「みんかとぅ!どうしたんだ!」
「おーい!みんかとぅ!」
僕が叫んだ声を聞きつけて、みんなが飛び起きたようです。
ティンカーベル
「さあピーター、行くわよ!
ティンカーベルが伸ばした手を、僕が手を握り返すと、
みんかとぅ
「僕は大人になろうと思って君たちの世界から離れてしまった。
ティンカーベル
「そうよ、ピーター。戻ってくれないと私たち…」
ティンカーベルがうつむきました。気がつくと僕は、
みんかとぅ
「どうしたんだい、ティンク?」
ティンカーベル
「何でもない…」
みんかとぅ
「ティンク、
僕はドアを開け、みんなの前に姿を見せました。
ぎっちぽん
「どうしたんだよ、その格好」
カンチ
「何それ、ピーターパンみたい」
するとティンカーベルが、みんなの頭にそれぞれ突撃していきました
ティンカーベル
「何を言ってるの?この人こそピーターパンなの!」
トノ
「ほ、ホンモノのティンカーベルだ…」
ティンカーベル
「全くみんな呆れちゃうわッ!」
みんかとぅ
「そうなんだ。、僕は…僕はピーターパンなんだ!」
驚きを隠せない一同。僕は続けて今までのこと、
みんかとぅ
「…ということなんだ。」
トノ
「悲しいけれど、まあしょうがないよ…」
ぎっちぽん
「さあ、行きなよ。みんなが待っているんだろう?」
目玉の親父
「そうじゃ。」
僕はみんなにキスをすると、フワリと飛び立ちました。
みんかとぅ
「それじゃあ、みんな…」
カンチ
「また会えるんだよね?」
みんかとぅ
「モチロンさ!」
ティンカーベル
「さあ、行くわよピーター!」
僕は窓から出てネバーランドへと出発。
ヴィィィーン!
どこからか鳴る、部屋に響き渡るチェーンソーの音が!
トノ
「ギャー!」
トノさんのお腹が勢いよく裂けて、
トノ
「プーッ!!!」
トノさんは血を吐き出し始め、
「ダカライッタノニ!ダカライッタノニ!」
その姿は狂気に満ちており、
カンチ
「もう散々だ!俺は千葉に帰る!」
ぎっちぽん
「僕だって帰る!なんて日だ!」
吉兆
「怖いなァ!」
ぎっちぽん
「部屋に戻って考えさせてくれ!」
目玉の親父
「そうじゃ。」
一行は旅行先の沖縄から急遽戻り、
【50年後】
カンチ
「おーい、あの世で飲む酒は美味しいか~!」
70歳の半ばに差し掛かったカンチこと僕は、ある墓に喋りかけてい
カンチ
「吉兆とかトノちゃんは会えたかい!全く、
歳も重ね、気がつけば一人になっていた。そういえば先日、
「カンチさん!」
カンチ
「だ、誰だ!」
後ろを振り向くと、そこにいたのは吉兆の妹ユカリがいた。
ユカリ
「カンチさんも来ていたんですね」
カンチ
「えへへ、恥ずかしいとこ見られちゃったなぁ」
ユカリ
「お兄ちゃんが死んでだいぶ経つけど、
カンチ
「あはは、しゃあないよ。」
それから他愛もない話をした。これまでの活動のこと、
ユカリ
「…あら、えらく長く話しちゃいましたね」
カンチ
「さて、お開きにしますか?」
ユカリ
「そうですね、長々ありがとうございます。」
カンチ
「そうだね、また宜しく頼むよ」
ユカリは重い腰をあげ立ち去ろうとした。
ユカリ
「それじゃあ、カンチさん」
カンチ
「ああ、また機会があったら」
ユカリ
「あ、そういえばね。さっき…」
ユカリは自分のバッグを何やら探し始めた。
出した物は緑色の服の切れ端だった。
カンチ
「こ、コレは?!」
ユカリ
「いや、さっき変なお兄ちゃんが居てね」
カンチ
「あいつ…」
僕はボロボロと涙が出てきた。
ユカリ
「どうしたんですか?カンチさん」
みんかとぅだ。ピーターパンこと、みんかとぅが居たんだ。
カンチ
「いや、何でもないんだ」
きっと、みんなの事をずっと見守っていたんだ。
その帰り、50年前に死んだはずのトノハジメに会った。
そういえば、ニュースでは凶暴化した人に噛みつかれて伝染する、
思えば、口の中が口内炎のように血の味がして、
怖いよ、みんかとぅ



BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。
故にそんなブログを書くと思います。
しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。
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