ディスクユニオンに行こう!『秘蔵音楽館』

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下水のフタからこんにちわ、トノハジメです。

BANANA SCOOTER’Sとして音楽活動を超マイペース…というよりネオ寡作で続ける僕らは、一応は紛いなりにも「音楽グループ」なのだ。

ということで、本日は僕が、トノハジメの聖地「ディスクユニオン」で散々金をばら撒き、僕の人生に影響を与えた曲をいくつか紹介「こんな所からインスピレーションを受けたのだな!」という熱の籠った音楽たちを一緒紹介。

遡ること中学生。当時某バンドのドラムスとバンドを組んでいた兄の影響で、変な音楽ばっかり聴いていた少年時代のトノハジメ。高校に上がり、軽音楽部に入部したものの練習を重ねどボーカルが入部せず(本人たちもやる気なし)で、丸一年くらいみんなで密かに集めたエロ本と睨めっこしていた日々(後に廃部)。ある日、身体の半分がディスクユニオンのよって改造されてしまうのです。その時、起きている時間はCDを購入することしか考えられなくなってしまったのです。そんな時に聞いた宝物のような名曲です。

それではまず、5つの名曲たちを紹介なのよのさ。

『THEME FROM GREAT CITIES』SIMPLE MINDS

遠い遠い大都会イギリスのロックバンド「SIMPLE MINDS(シンプル・マインズ)」による浮遊感が漂いつつ、突然来る荒々しいシンセの音がクセになる曲。バンドの主なブームは80年代で、その当時より生まれたポスト・パンクの代表的なグループ。ダッサイダッサイPVに関しては音楽グループ随一であり、それは今後紹介するとして・・・。

この『THEME FROM GREAT CITIES』という曲、歌物を中心とするグループであるSIMPLE MINDSとしては、珍しくインストで作られたなのだが、当人たちにも印象に残っているのか、未だにライブで演奏される曲のよう。

 

『Diamond diary/”Thief” ost』Tangerine Dream

「ドイツといえば電子音楽、電子音楽といえばベルリン」と、どこかの音楽家は言った。(誰が言ったかは忘れたが…)そんなドイツで現代までのテクノの礎を担っていたのが、70年代後半から80年代初頭にかけてKRAFTWERK(クラフトワーク)と人気を二分していた、前衛音楽派の電子音楽グループ「Tangerine Dream(タンジェリン・ドリーム)」。このTangerine Dreamというグループ、ドイツ国内で爆発的な人気になった直後に、なんと母国ドイツを捨てそのままハリウッドの映画界に行ってしまい、映画音楽グループとして活動をスタートさせるという、KRAFTWERKでも出来なかった凄まじい偉業を達成しているグループなのだ。

それで、この「Diamond diary」という曲もそんな映画サントラの中からの1曲。1981年の映画『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー(原題:「Thief」)』という超マニアックな映画のサントラとのこと。ちなみに筆者はこの映画観たことなのだが、どうやら犯罪サスペンスのようで、あらすじだけ見るとなかなか面白そうなのだ。見れたら良いが、AmazonでDVDの値段を見たら、2万円越えという超プレミア価格。む、無理だあ、買えない…

 

『GUM』Cornelius

かの昔、それこそ僕がまだ精子だった頃くらいに、洋楽志向の音楽グループが多く現れたのだそう。雑誌などはそれらを「渋谷系」と呼称し、その中でも代表格であったのが、小沢健二と小山田圭吾によるコンビユニット「フリッパーズ・ギター」。僅か3年という、あまりにも短い活動期間でも知られるが、解散理由も謎のまま、そして当人2人の当時から現在までの交流も一切なしという、「一体何があったんだ!」という感じのユニットであった訳だが、その小山田圭吾が個人で活動する際の“1人”ユニット名が上記の「Cornelius」。表題の曲は、そのCorneliusによる曲の1つ。

けたたましくなるギターが特徴の疾走感のある曲。Corneliusの曲というとステレオ録音をフルに用いた、実験的な音楽が多く、すこーし小難しい印象があるのだが、この曲の疾走感たるや。車で走っている時に思わずかけたくなる曲である。

 

『Uni Acronym』Alva Noto

前述の通り、ドイツって国は本当に電子音楽の造詣が深い。この曲は、少し前に話題になったレオナルド・ディカプリオ主演のサバイバル映画『レヴェナント』で、坂本龍一と共に音楽を担当し、アカデミー賞にもノミネートされた前衛音楽家“Alva Noto”ことカールステン・ニコライによる何とも不思議な曲。

聞いて分かる通り、ドイツ語発音の英単語を延々言っているだけの曲なのだが、始まると最後まで聞いてしまう、謎の中毒性を持った曲なのだ。その発想たるや、まさにテクノパンクといえる。

 

『Origo』Airborne Angel

オランダのグスタフ・ウェスティンによるワンマンのテクノ・ユニット「Airborne Angel」による、あんまり知られていないトランスの名曲。

日本で「トランス」というと、ホット・パンツのギャルのネーチャンが踊るパラパラの音楽…という印象があるが、欧米・欧州だと認識がちょっと違うようだ。とはいえ、お酒の呑んで聞いたら、おしっこも忘れて踊ってしまいそうな曲だが、「バッキバキか」というとそういう訳でもないな、と思う曲だなあ。

 

ということで今日はここまで。良い子のみんな、ディスクユニオンに行って金をばら撒くと宝探しができるんだぜ。みんなでレアCD、ゲットだぜ!

BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。

故にそんなブログを書くと思います。

しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。

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