【ダサかっこいい音楽PV】第10回:おっさんがすっごい踊る!Fatboy Slim – Weapon of Choice

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こんにちわ、最近ブラジャーを味噌煮込みで食べるのにハマっているトノハジメその人です。

さて、私久々のダサかっこいいPV特集となります。今回紹介するのはテクノ・ビッグビートの御大Fatboy Slimのある1曲『Weapon of Choice』。気だるい感じのかっこいい曲ですが、このPVがとっても特徴的なのです。

監督をしたのは『マルコヴィッチの穴』など、アートよりな映画を連発しているスパイク・ジョーンズ。とても変な経歴な人で、MTVの痛い系のリアリティ番組『ジャッカス』のプロデューサー・総監督としてクソのような映像を何百と連発。また、先日みんかとぅにより紹介されたミシェル・ゴンドリーなどと組み、映画でもかなりエッジの効いた特徴的な映画を連発している御仁。とはいえ、どんな人なのか…というのもイマイチ分かりづらいところ。ということでMTV『ジャッカス』の中で、すごいハッチャけているスパイクの姿が下の動画。

 

見ての通り、相当ファンキーな人であることがわかると思います。ただ、もともとスパイク・ジョーンズミュージックビデオの監督として才能を温めていた人。そんなスパイク・ジョーンズの代表作ともいえる、もとい今回紹介するPVがこちら。

ダルそうなおっさんが踊る踊る。演じているのはアカデミー賞受賞歴を持つハリウッドの名優クリストファー・ウォーケン。馬車馬のように働くサラリーマン達に見せたいPVになっており、そのシュールさには思わず笑みがこぼれてしまうのだ。ちなみにこの映像でのクリストファー・ウォーケンであるが、撮影時60歳前後だったとのことだが、えらくきびきび動いている。思わず「CGなの?」と思ってしまうが、なんとほとんどの場面を本人が実際に演じているとのことです。パワフルじいさん・・・。

このPVにより、“笑える”のに“おしゃれ”という、PV界に新たな旋風を巻き起こし人気の映像作家となったといわれるスパイク・ジョーンズ。やはりセンスって大事だなぁ。また、このPVにより潤沢なギャラを手にしたスパイク・ジョーンズは前述のMTVのリアリティ番組『ジャッカス』の映画版、『ジャッカス・ザ・ムービー』を企画したといわれる。

ウンコとチンコに塗れたMTV時代よりも過激さが増してしまった映画を発表。全米中に賛否両論を巻き起こし大騒動を“演出”してしまう。

しかし、オゲレツな映画を企画する一監督・一プロデューサーに落ち着くのかと思いきや、近年発表した『her/世界でひとつの彼女』ではアカデミー賞を含む数々の賞を獲得。真っ当なエリート人生を歩みだしたようで、ファンキーなスパイク・ジョーンズをまた見たいような気も。

さてそこで、派生としてスパイク・ジョーンズが監督したPVをいくつか紹介。

Björk – It’s Oh So Quiet

Wax – Southern California

The Chemical Brothers – Elektrobank

ああ、すべてリピートして見たくなるシュールな映像ばかり。PV監督に戻ってほしいなんて本音もありつつ、本日はここまで。 それでは次回!ちゃお!

BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。

故にそんなブログを書くと思います。

しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。

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