TONOHAJIMEのバカ映画を探せ!【その4「トゥルーライズ」】

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こんにちは。早朝の1人暮らしの女性宅のトイレを修理し、1輪の花を便所タンクに差して廻る、デカダンス警察のトノハジメです。

 

さて、皆さんは『ターミネーター』という映画をご存知でしょうか?いや、ご存知のはずですね。1984年、当時貧乏な映画青年で・・・後に『タイタニック』や『アバター』と名作を発表し、映画界のみならず世界的なセレブの仲間入りの果たす事になる巨匠ジェームズ・キャメロンが発表したSFアクションです。テクノロジーの進歩により人類の敵となったマザーコンピューター“スカイネット”が生み出した殺人サイボーグ“ターミネーター”と、過去にいる恋人を助け出す為に送り込まれた傭兵の戦いを描いた映画『ターミネーター』はその斬新な設定が瞬く間に人気になり、現在までにも続く、多くのリピーターを獲得したのでした。

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そんな大ヒットコンテンツを生み出した男、ジェームズ・キャメロンなのですが、彼が監督した映画は8本と、映画界では抜群の知名度を誇るにも関わらず、意外にも寡作。とはいえ、上記以外の映画でも『エイリアン2』などの監督作品も、「続編は売れない」というジンクスを崩し、大ヒットに導くなど偉業は数知れずではあり、監督作以外でも『ランボー2』の脚本や、カルトSF『ストレンジ・デイズ/1999年12月31日』の脚本・プロデューサーとして活躍するなど、まさに“天才”の名を欲しいままにしている人物です。

ジェームズ・キャメロンの映画に対する制作体制で特に知られているのが、リアリティとファンタジー・写実性を極限まで追求する病的なまでの“完璧主義”の姿勢。

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『ターミネーター2』では液体金属のサイボーグ“T−1000”の表現する為に、CG技術の開発と研究の為にVFX会社「デジタル・ドメイン」と設立し、結果としてアカデミー賞に受賞に導いたことや、さらに代表作『タイタニック』では冒頭のタイタニック号の出航シーン(僅か5分ほど)の撮影の為に、実物大のセットを建設させるなどのエピソードがあります。ちなみに建設中に時代考証のスタッフのミスにより、船舶位置が逆であることが判明し、後に引けなくなりフィルムを反転させ、セットの文字や塗装の隅から隅まで反転したデザインに作り直させて撮影した、なんてキチガイのようなエピソードも残っています。

そんな一見“カタブツ”なのでは、と思ってしまうような人物ジェームズ・キャメロン。そんな彼は1本だけとてつもないバカ映画を発表したことがあるのです。

それが今回紹介する映画『トゥルーライズ』。


『ターミネーター2』の大ヒットにより、ヒットメーカーの仲間入りを果たしていた1992年頃、盟友の“シュワちゃん”ことアーノルド・シュワルツェネッガーから1本の映画の制作を依頼された当時のジェームズ・キャメロン。『ターミネーター2』の大ヒットで、監督よりも鼻息が荒かったシュワちゃんは自身の地元のオーストリアで観た『La Total』というコメディ映画をいたく気に入っていました。内容は冴えないサラリーマンを装う男性が、実は敏腕のスパイだったという内容で、あの『コマンドー』のような屈強な口調で「キャメロン、君はこの映画を作った方がいいのだ!」と迫り、後々に映画化に漕ぎつけました。

それが『トゥルーライズ』。

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ちなみに内容は以下。

政府の最高機密機関オメガ・セクターの諜報員ハリー・タスカーは、相棒のギブと共に、スイスの兵器商人の邸宅からコンピュータ・ファイルの情報を奪うことに成功。彼の正体は極秘であり、家族にはコンピュータのセールスマンということになっていた。夫がスパイとは夢にも思わぬ妻のヘレンは15年目の結婚生活に退屈さを覚え始め、14歳の娘デイルは不良少女になりかけている。ハリーの入手したファイルから、武器商人よりアラブ系のテロリスト集団″紅のジハド″へ1億ドル以上もの使途不明金が流れていることが判明。上司のトリルビーは、リーダーのアジズの身辺を洗うよう命じるが・・・

ストーリーだけ追えば、“007”シリーズのような正統派スパイアクションのようであるが、いやはや、すっごいバカ映画なのである。上記のようなシリアスなストーリーが続くと思いきや、全編のおよそ半分が浮気に揺らぐ妻を職権乱用しつつも自分の元に取り戻すという内容になっており、その内容の中豊富なギャグが散りばめられている。

「自分にはコメディセンスが足らないからギャグの監修をしてもらおう!』と自ら執筆した脚本に、お笑いのプロを複数呼んで抱腹絶倒な場面を足すという謎過ぎる拘りを行った本作の内容は凄まじく、公開した後『ターミネーター2』に匹敵する大ヒットするも、「あのキャメロンが狂ったのか!?」という期待通り(?)の評価を獲得することになります。

挿話として、この映画の予算は当時史上最大級の金額となった150億円。公共事業レベルの予算で、とんでもないバカ映画を作ってしまったのです。

ダイナミックでどうみても金が掛かっている映画でありつつ、思い切った決断でバカ映画としてしまったジェームズ・キャメロン。それこそが天才故の所為なのか。この映画の大ヒットにより、本人念願の企画であった『タイタニック』の制作に漕ぎつけることになるというのも、凄まじいエピソード。

ちなみに日本でも当時大ヒットを獲得したとか。さらにテレビでは多数の放映回数を誇るも、意外と知名度は中の下くらい。もっともっとファンが増えてほしいものです。

さて、今回は以上です。それでは、次回。

BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。

故にそんなブログを書くと思います。

しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。

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