こんにちわ、みんかとぅにバケてカルチャー・クラブの記事を書こうとして、結局挫折したトノハジメです。
さて、以前書いた記事にて「クソ映画」を取り上げましたが、今回もそのフォーマットに則ってクソで…もといバカな映画を1つずつ、不定期ながらもシリーズとして紹介しつつ、あらゆる面から分析していこうと思います。
では、早速。
『コマンドー』(1985年アメリカ:マーク・L・レスター監督)
かつてコマンドーのリーダーとしてならしたジョン・メイトリックスは、11歳の娘ジェニーと山荘にひき込もり静かな生活をおくっていた。ある日上司だったカービー将軍が来て、最近メイトリックスの部下だった者が次々に殺されていることを告げ、2人の兵を護衛として残して去った。間もなく、敵が山荘を襲い、ジェニーをさらっていき…
今回の1つ目の映画はみんかとぅが「大好き!」と公言する、バカ映画界の『七人の侍』ポジションにいる名作筋肉アクション映画。
日本でも多大なる人気で支えられる映画で、内容に関しては散々語られているという部分もあります。ということで、この映画にまつわる側面を取り上げていこうと思います。
この映画で特徴・印象に残るのが、「荒唐無稽なストーリー」や「80’sらしい粋なセリフ」、それと「無駄な筋肉のドアップショット」ですが、この『コマンドー』という映画はそれ以外でもまだまだ魅力に溢れているのです。
みんかとぅが以前、「チープな音楽が面白い」と言っていたのが、上のYoutubeで聴ける『コマンドー』の緊張感のないテーマ曲です。
作曲をしたのは、この後にメル・ギブソンが監督した『ブレイブハート』や元祖宇宙遭難映画『アポロ13』で全世界の男子の気持ちの童貞を奪い、さらにその後『タイタニック』のサウンドトラックで全世界の女子の心のヴァージンを奪った名作曲家ジェームズ・ホーナー。
残念ながら去年の2015年にまだまだお若いのにも関わらず、不慮の事故で亡くなってしまったのですが、とにかく熱〜いテーマ曲を手がけることでも定評のあった作曲家さん。
この映画を手掛けた当時は名前はまだ名前はあんまり認知されていない…と言いつつも、同時期のSFバトルアクション『エイリアン2』でバッキバキのテーマを手掛け、少年たちのドキをムネムネさせていたのですが、そんな熱いテーマなどとは一線を画す、この映画の気が抜けたかのようなテーマはとにかく必聴。
スチールドラムの音と思われる、コマンド部隊が関係があると思えない「ポ〜ンポンパンパン」という、ブラジル人も真っ青になるかのような使い方は、後に「天才作曲家」という名を欲しいままにした当人が狙ったものなのか分かりませんが、劇中のシュワちゃんのごとくマシンガンを両手で抱え込みたくなるサントラです。
Ost: Commando
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はてさて、この映画の魅力はまだまだ…
シュワちゃん演じるメイトリクス大佐と対峙する、強烈な悪役がベネットというキャラクター。
演じているのはオージービーフの本場オーストラリアのヴァーノン・ウェルズという方。実はこの人、この『コマンドー』のちょっと前に『マッドマックス2』でイカれたモヒカンの超人ウェズを演じた方。
ウェズ
冷酷且つ自らの体裁を気にしない姿勢は両作とも共通で、外見のインパクトは見ようによれば抱腹絶倒出来る素晴らしさ。ああ見たくなってくるなあ…
やだ!後ろに撃っちゃったわ!
そういえば、日本中の『コマンドー』ファンの追力もあってか、まさに究極ともいえるBlu-Rayが発売されています。
元々吹替の超訳でも人気の本作ですが、そんな今までの吹替が全部収録されたBlu-Rayがふつふつと売られております。僕が暇つぶしにたまーに読んでる「DVD・ビデオで〜た」でもさり気なく売上ランキングにランクインしており、以外と無くなるのは時間の問題かも…
コマンドー ディレクターズ・カット(製作30周年記念日本語吹替新録版)スチールブック仕様(完全数量限定生産) [Blu-ray]
ということで今回の『TONOHAJIMEのバカ映画を探せ!』は「コマンドー」でした。次回までにもっともっとクソバカ映画を仕込んでいこうと思いますので、以降もお楽しみに。
それでは次回。
BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。
故にそんなブログを書くと思います。
しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。
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