こんにちは。バナスクのカリンバ担当かんちです。
みなさん「漫画」はお好きですか?
今や日本の代表文化とも言われ、古くは平安時代の「鳥獣戯画」が最古とされる漫画文化ですが、
先日、そんな漫画文化を濃縮したかのような展覧会が開かれているということで行って参りました。
『描く!』マンガ展
~名作を生む画技に迫るー描線・コマ・キャラ~
群馬県は高崎市美術館にて、2月11日~4月10日まで開催。(終了しました。)
本展覧会は、マンガを「描く」「人に見せる」「たのしむ」という、マンガの本質的な営為に着目しています。
原画などの展示によって、優れたマンガ家たちの 卓越した作画技術を鑑賞する機会を提供するとともに、
描き手たちをはぐくんできた「場所」として、各時代の媒体資料を出版物の現物などでご紹介します。(高崎市HPより)
ポスターに描かれているのは、さいとう・たかをの「ゴルゴ13」、あずまきよひこの「よつば」、
全くコントラストの違う二人のキャラがとても目を引きますね。
早速入ってみると、館内はこんな感じになってました↓
この展示会、なんと写真撮影OK!
それでは早速GO!…と思ったら残念ながら1階のみ全面撮影禁止でした…
1階(手塚治虫、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄A、水野英子)
巨匠たちがどのようにして漫画家になったのか、デビュー時代の貴重な複製原稿と共に解説されていました。
さすがに写真が一枚もないのもアレなので、帰り際に売店で買った解説書の中身をチョットだけ。
手塚治虫の小学校時代の漫画は一見の価値有り。
2階(さいとう・たかを、竹宮恵子、陸奥A子、諸星大二郎)
現在でも活躍される大御所漫画家の階です。
ゴルゴ13は少ししか読んだことなかったのですが、扉絵や雑誌用のカット原画がめちゃくちゃかっこいい…
とにかくすごいです。描き込みや構図は当時斬新だったんだろうな…と嫌でもわからせてきます。
昔の劇画ブームから現在に至るまで、シリーズが続いている理由がわかったような気がしました。
同じ階の竹宮恵子のコーナー。BL(ボーイズラブ)発祥の人というだけあり、女性客が妙に長く見てる気がする…
各階には二部屋ずつ展示場所があるのですが、その間を繋ぐ廊下にはこんなものも飾ってありました。
出品作家の代表作を飾ったポスターや、
講談社の少女漫画雑誌「なかよし」の歴代表紙、
貴重な昔の漫画雑誌やアニメ誌なども展示されていました。
3階(島本和彦、平野耕太、あずまきよひこ、PEACH-PIT)
漫画界の最前線で現在も活躍している、僕らバナスクの世代でも一番馴染みのある漫画家たちです。
最初の展示は島本和彦!!!!!!!!!!!!!!
わたくしかんちが超がつくほど大好きな漫画家の一人です。
島本和彦のコーナーは他の作家と違い、代表作「燃えよペン」の劇中に書かれている
「熱血漫画家十訓」に沿って紹介されていました。
展示したスタッフノリノリだな…もしや先生本人の発案?
「よく寝てから描け!」 寝不足はすべての敵ですからね。
そして「ヘルシング」「ドリフターズ」で有名な平野耕太のコーナー。
島本和彦に負けずこちらも濃い。とにかく絵の密度が濃い。
すさまじい描き込み量の原画。コピペなどは一切しないらしい。
そして3階ふたつ目の部屋に移動すると、あずまきよひこ、PEACH-PITの作品が展示されていました。
先程までと比べとてもやさしさと優雅さに満ち溢れており、新鮮な気持ちになります。
ダンボー。
PEACH-PITが二人組だったことをここで初めて知りました。
「よつばと!」で作画材料にされた道具も展示。
「ローゼンメイデン」のヒロイン真紅をモデルとしたドールも。PEACH-PIT先生の所有物だそう。
そしてこの部屋で一番印象的だった展示がこちら。
よつばの相棒であるティディベアのジュラルミン。同じ鳴き声を聞くことができるこの展示、
せっかくなので動画を撮ってまいりました。
すごい!漫画で描写されてたとおりだ!「メエ~」。
声の仕組みは内蔵された「グロウラー」と呼ばれるものだそうです。
いかがでしたでしょうか。
今回紹介しきれなかった他の有名作家さんも、素晴らしい展示内容になっておりました。
BANANA SCOOTER’Sのお絵描き担当。美大出身。
メカや爆発など、大友克洋風のリアルな絵が特徴。
メンバー唯一の既婚者で、実は日本の財政界を牛耳っている。子供は30人。
昔はロックバンド『チケットがなければキャンプをすれば良いじゃない(略称:チケキャン)』を組んでいた。現在、老人ホームで余生を過ごしている。
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