【オススメ書籍】てらさわホーク『シュワルツェネッガー主義』

アイドル、芸能

どうもトノハジメです。

実は私、現在インフルエンザで闘病中(?)なんですね。医者から「1週間は休め」なんて軽く言われたものの、熱も下がって体調も良くなっているのもあり、正直ヒマでヒマで。

で、オススメの本を見つけたんですよ。

すごい肉体!すごい顔!すごい映画!


シュワルツェネッガー主義 [ てらさわホーク ]

さて、みなさん。

「アクション映画」と一口に言えど、その言葉に相応しい俳優と言えば誰を思い浮かべますか?

おそらく僕と同世代のアラサー男性は口を揃えてこう言うでしょう。

「いや、シュワちゃんでしょ?」

“シュワちゃん”ことアーノルド・シュワルツェネッガー。

御年71歳。出演作のほとんどでその凛々しい筋肉質の身体を見せつけ、出演作のほとんどで無駄に殺戮を繰り広げ、さらに出演作のほとんどの設定が「●●のスペシャリスト」「伝説の男」であった俳優。

そんなアーノルド・シュワルツェネッガーの波乱の反省を、僕の愛読雑誌である「映画秘宝」の名物ライター・てらさわホーク氏がまとめたのが今回紹介する本『シュワルツェネッガー主義』。

実は現在、とっても落ち目な「シュワ」

例えば映画好きの人に「最近のシュワちゃんってどんな映画出てたっけ?」と聞く、おそらくほぼ間違いなく回答につまってしまうであろう。何故かって、カリフォルニア州知事を退任して以降、実はシュワさんヒット作が無いのです。

しいての話で言えば『エクスペンダブルズ』シリーズがありますが、あれもアンサンブルキャストな上に、アーノルドが演じたのはワキ中のワキ。鑑賞後には存在を忘れてしまうくらいの存在なのです。

で、この今回紹介する本『シュワルツェネッガー主義』に「何故そんなヒットしていないのか?」についての考察が為されているのです。

実はそもそも、“シュワルツェネッガー全盛期”とも言える、所謂「世界的ヒット連発!」的な期間、なんと5年弱なのです。映画だと『ツインズ』から『トゥルー・ライズ』まで。それ以降は中規模ヒットかややコケ、『ターミネーター3』で久々のヒットを飛ばすもその後はカリフォルニア州知事に。

「確かに…そう言えば…」

なんて読みながら思ってしまうこと請け合いです。

先行き心配な「シュワ」

そもそもなんでそんな落ち目になっちゃったの?って思うかもしれませんが、事の真相は闇の中…と言いたいところですが、この「シュワルツェネッガー主義」という本にしっかりと書いております。

実はシュワさん、割と撮影現場でスター然とした振る舞いをしまくっていたそうで、尚且つ中世ヨーロッパを舞台にした『十字軍(クルセイド)』の映画に熱を入れすぎていたら俳優として徐々にヒットが無くなっていったという経緯が。

またシュワちゃんと言えばで名前に上がることも多い1993年の『ラスト・アクション・ヒーロー』という映画。この映画、記録的な大ゴケとなっているのです。これで歯止めがかかりキャリアは徐々に降下。気がついたら落ち目俳優となってしまったんですね。

そんなシュワ。今後の映画出演というとこんな感じ。

「Terminator: Dark Fate」

2019年末公開予定。

ご存知『ターミネーター』シリーズの最新作。なんと初代サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが復帰、巨匠ジェームズ・キャメロンが直々に脚本の第1稿を書きプロデューサーも担当しているという意欲作。

しかし、近作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』があんまりにもビミョーな成績で内容も酷評の嵐。果たしてオールドライクなキャスト陣でヒットが出来るのかどうか。

「Triplets」

1988年、シュワちゃんが初めて世界的ヒットを飛ばした『ツインズ』の続編。双子の相棒役のダニー・デヴィートに加え、なんとエディ・マーフィーも出演。

こちらは劇場公開ではなく、Netflixで今年か来年に配信予定。まあ劇場だと売れなそうだししゃあないですね。

「Viy 2:Journey to China」

香港アクション映画のスター・ジャッキー・チェンと初共演のファンタジー映画(?)。我らがシュワが演じるのは「ピーター・パン」でおなじみの“フック船長”。記念写真の画像一枚だけでもヤバイ臭いがプンプンするのは何故だ・・・。

「Kung Fury」

80年代アクションをオマージュしたYouTubeの短編『カン・フューリー』を長編化するプロジェクトにシュワが参加。役柄は未定だけど、ほぼ出演確定らしい。クラウドファウンディングで制作費を稼いでいるらしく、撮影も開始していないのに、予告編だけ公開されていたりする。

ちょっと面白そう・・・。

最後に

シュワさんのキャリアを見ると、引き際が如何に大事か痛感させられます。とはいえ、頑張って欲しい。あのキラキラした映画のように、男汁を撒き散らすシュワをもう一度見たい私も居たりします。無理でしょうけど・・・。

 


シュワルツェネッガー主義 [ てらさわホーク ]


ツインズ [ アーノルド・シュワルツェネッガー ]


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BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。

故にそんなブログを書くと思います。

しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。

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