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【映画レビュー】Jコミック“銃夢”実写化『アリータ:バトル・エンジェル』

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どうも、エンタメ業界インフルエンサーのトノハジメです。

さて、この間から公開となった『アリータ:バトル・エンジェル』。木城ゆきとによるサイバーパンクSF漫画を、『アバター』のJ・キャメロンがプロデューサー、『シン・シティ』のR・ロドリゲスが監督したこの映画。

昔、「ああ、これ面白えな」と『銃夢』を読み、この度まさかの豪華スタッフ・キャストでの実写化。これは観ないワケにはいかないでしょう、と。当然ながら“キャメロン印”というべき実映像と見まごうCGと、激しいアクションの連べ打ちとも言うべき場面の数々。

これはレビューしないワケにはいかない。

ということでレビューしちゃうぜ!

ストーリー

数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師のイド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてくる。アリータは、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していくが……。

※あらすじは「映画.com」より転載

そもそも『銃夢』とは?

「『銃夢』って何?」なんて人多いはず。まあ、漫画の大まかなあらすじは上記の映画のストーリーのような感じです。『銃夢』は1990年よりビジネスジャンプで連載が始まったSFアクションコミックで、主人公の“ガリィ(映画の「アリータ」)”が「パンツァークンスト(機甲術)」を駆使しつつ、記憶を無くした自分自身の過去の秘密に迫るというのが漫画の展開。

この漫画、海外で『ドラゴンボール』『AKIRA』と並んですっごい人気のある漫画で、日本では「そんな漫画あったね」という感じであるものの、Googleなどで「Battle Angel Alita ※海外発売時のタイトル」でググると、かなりの数の海外コスプレイヤーの画像が見れたりもします。

ちなみに巻数は休日にちょうどいい8巻。結構面白いので気になった方はぜひ。また続編も2シリーズあります。まあ、そっちは僕は読んでないんですけどね。たぶん面白いと思います。少なくとも初代はかなり面白い。

元は『アバター』の前にやる予定だった

15年ほど前にとんでもないニュースが発表されたのです。確か「『タイタニック』の監督、『寄生獣』と『銃夢』と続けて映画化」的な記事。

『タイタニック』の監督とは、このサイトでも数回取り上げているジェームズ・キャメロン。完璧主義者故に映画に没頭しすぎて、何とのべ4回も離婚し5回も結婚を経験しているという稀代の映画人です。

4番目はサラ・コナー役の女優L・ハミルトン

そんなキャメロンが『タイタニック』の後、『アバター』までの15年近くにも及ぶ長い沈黙期間の間に取り組んでいた企画が、『スパイダーマン』『寄生獣』、そして『銃夢』なのです。※『スパイダーマン』映画化の出典はこちら

ジェームズ・キャメロンといえばとにかく拘り抜いた新感覚の映像に、フェミニストLOVEかと思うくらいのめちゃくちゃ強いヒロイン。90年代の中頃(『シェイプ・オブ・ザ・ウォーター』の監督)ギレルモ・デル・トロに『銃夢』をオススメされて以来、「うわ、これ自分で映画化してえ…」と言わんばかりに、原作者の木城ゆきとに猛烈アピール。そんな折に『タイタニック』は記録的なヒット。木城ゆきとも「OKです」としか言えない状況になったのは、映画好きには結構有名なお話。

そしてジェームズ・キャメロン、今までの作品であからさまな機械フェチっぷりを発揮。代表作である『ターミネーター』は最もたる例で、そもそもアマチュア時代に撮った『Xenogenesis(ゼノジェネシス)』という短編映画ですら、フェチズムが溢れるでかいメカニックが登場する。

「すごい強いヒロイン」「豪勢なCGとアクション」、そして「機械モノ」とジェームズ・キャメロンが気に入らないワケがない『銃夢』。

残念ながら自分での監督は叶わなかったものの、映画はしっかりとキャメロン印。そして猛烈なまでの原作リスペクト。さすがです。

※キャメロンは現在『アバター』の続編製作が進めており、物理的にも無理だったらしい。

監督はバカアクション映画の名手

監督のロバート・ロドリゲスといえば、馬鹿馬鹿しい展開と激しいアクションが特徴。そして監督・脚本・撮影・編集・その他色々と経費削減の為に製作業務諸々をセルフプロデュースをこなしてしまう、映画界随一の万能人間。

そのセルフプロデュースっぷりは大変評価されており、その妙義を一冊の本にまとめられて、何とベストセラーになってしまうというくらいだったりもする。


ロバート・ロドリゲスのハリウッド頂上作戦 23歳の映画監督が7,000ドルの映画でメジャー進出!

キャメロンとは違い、ほぼ全作共通してあんまり頭が良くない映画というのが特徴で、前述の通り馬鹿馬鹿しい展開でも堂々とまとめあげてしまう。

特に監督作の一本『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の“お●んちん”の形をした小型拳銃の登場シーンは何回観ても笑ってしまいます。

【↓問題のシーン ※飲み物を含んで観てね↓】

しゃくれハゲ監督クエンティン・タランティーノと仲が良い…どころか「兄弟だ」と本人たちで公言していることでも知られており、知名度と映画の頭の悪さの割に、ハリウッドでの確固たる地位を確率している監督です。

ジェームズ・キャメロンとは真逆の存在と思いきや、実は共通している部分が一点あります。ロバート・ロドリゲスの映画もヒロインがむちゃくちゃ強いのです。

監督作『マチェーテ』より

女性の趣味と性癖が一致していると思しき、ジェームズ・キャメロンとロバート・ロドリゲス。

人選は正しかったようで、1996年SF映画『ストレンジ・デイズ』以来となる、他者の監督作に脚本を提供。プライベートでも仲が良いらしく、それ故の信頼関係により監督就任が実現したとか。

魅力溢れる「アリータ」の存在

漫画オタクの人というと「原作はこうじゃなかった」なんて空気が読めないが多いイメージ。とはいえ、コミックを原作にした、所謂“原作破壊”をした映画、過去にいくつかある。

例えば『ドラゴンボール』とか。

やはり何回観てもひッどいビジュアルだ

(僕がボロッカスに貶している感想は過去の記事をご覧ください。)

しかし、原作ファンでも唸らせるであろうと断言出来る『アリータ:バトル・エンジェル』。むしろ進化しているのではなかろうか、という感じ。

というのも、主人公の“アリータ”が非常に魅力的なのです。

予告編が発表された際に「目がでかくないか?」とネットを騒がせたこの『アリータ:バトル・エンジェル』。観てもいないのに「クソ映画確定!」と、またしてもネットユーザーの画一的なおバカっぷりを露見させた一件でしたが、そんな心配は無用。

兎にも角にも“アリータ”が魅力的。

映画内でのアリータ、原作以上に自身のアイデンティティの喪失に悩んでいる。というか苦しんでいる。映画の前半は「私は誰なの?」「私はどこで産まれたの?」というウジウジ悩み場面が、原作の展開に乗っ取って進んでいきます。そんな中、謎のイケメン・ヒューゴと出会い、そして恋愛感情を知って、といった具合。

映画内でもヒューゴが発言していますが、アリータが「どんな人間よりも人間らしい」のです。パフォーマンス・キャプチャーを用いた表情の豊かさ・愛くるしさは見事の一言。CG技術、ここに極まりといった感じです。

この表情の豊かさがアリータの人間らしさをすごく的確に捉えていて、また主演のローラ・サラザールによる感情豊かな演技により、アリータの魅力をより際立たせています。

「どんな人間よりも人間らしい」、まさに“言い得て妙”。

キャストが豪華すぎるぜ!

主人公のローラ・サラザールというと「あ、Netflixの『バード・ボックス』に出てた人だ」ってぐらいで、どっちかというと無名。

しかし周りを固めるキャスト陣の豪華っぷりは尋常ではない。映画好きは脳汁が噴き出ちゃうかのようなキャスト陣です。

まず、アリータの父代わりとなるイドを演じるのは、『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツ。その元妻を演じているのは歳を取るごとに綺麗になっていく、「ハリウッドの宮沢りえ」ことジェニファー・コネリー。宿敵のザパンを演じるのは『デッドプール』のエド・スクレイン、ラスボス的存在のベクターを演じるのは、先日『グリーン・ブック』でゴールデン・グローブ賞を受賞して、アカデミー賞にもノミニーされているマハーシャラ・アリ。

何と通好みの人選であろうか。

さらに、悪の親玉的な存在のマッド・サイエンティスト「ノヴァ」の役で、あの大物演技派俳優がすこ〜しだけ登場する。

ヒントは、

◆“実は日本語が喋れるハリウッド・スター”

◆“神経質な役が多い”

◆“『ファイト・クラブ』のあの人”

分かりました?

正解は映画をご覧ください。

まとめ

原作を読んだことがある人、おそらくであるが観にいった方が良いです。原作の良い部分だけを残し、アップデートして地盤を固めるという、まさに原作モノの基本フォーマットとなるべき映画だと断言出来ます。

また、ラストを飾るグラミー賞受賞歌手デュア・リパによる主題歌『Swan Song』もめちゃくちゃカッコイイのです。これは必聴。

ジェームズ・キャメロンの『アバター』が公開された際に、「映像革命」などたくさん言われていましたが、この『アリータ:バトル・エンジェル』も「映像革命」であると断言出来ます。2月の終わりはこのサイバーパンクSFを鑑賞して、アイアン・シティで約2時間を過ごすのは如何でしょうか?

 

【『アリータ:バトル・エンジェル』予告編】


 


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Swan Song (From the Motion Picture “Alita: Battle Angel”)

BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。

故にそんなブログを書くと思います。

しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。











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