クソデブ男が「オイルマッサージ」のセラピスト採用面接に参加してみた【転職日記】【死亡遊戯】

コラム

どうもみなさん、トノハジメです。

私、現在は念願の就活無職に。

実は先日、とある場所に面接に伺ったのです。それは「オイルマッサージ」のセラピスト採用面接。

男性の就活者ならどう考えても、まず採用不可になるであろうこの業界。というか、面接すら行かないと思うけど。そんな場所に単身乗り込み孤軍奮闘。「そもそも何故行くことになったのか」「面接はどうだったのか」などのエピソードが、このホームページでご紹介する内容にぴったりだと思ったので、思い出が温かいうちに高橋留美子ばりの速筆でまとめました。

本題に入る前に「現在の就活状況」

現在の私

僕の前職はテレビ局制作スタッフ、ということは先日の記事でまとめた通り。上手いこと就活も進んでいるのかと言いたいところだけど、実際、就活を本格的に始めて、今日でやっと2〜3週間くらいかな、といった感じ。また、最初の1週間に至ってはただただ就活サイトを眺め、最近日課にしているプールで物思いにふけるなど、「これぞ無職!」といった雰囲気のまま過ごす日々。なので、実質就活を始めて2週間経っているか経っていないか、という状況です。

しかし、正直自分でも流石に「このままだと本格的に人生が体たらくになってしまうな」と思い、ようやく希望する企業にWEB履歴書を送ったりなど、“やっと”本腰を入れて就活を始めた、というワケです。

しかし、本日においても就職エントリーしたのは3社くらいで、うち一つは誤って応募してしまった企業なのです。それが先日採用面接を受けたとある「オイルマッサージ」の“ちょっと有名な”企業。

“何を”どうして“誤った”のかは後述。

Part-time workers or die.

ただ、(毎日プールに行っているとはいえ)あんまりにもダラダラ生活しており、友人には「一旦バイトとかやって落ち着いた方が良いんじゃない?」なんてことも言われ、挙げ句の果てには前職の先輩によるハッピーな結婚式で「就活くらいしろよ!」とガチお説教タイムを食らうなど、ちょっと人間未満な生活であったかもしれません。

そもそも「退職してから何してた?」と誰かに聞かれたら、「スイミングと●●…」となってしまいます。マジで。

そんなこんな言っても「なんかめんどくさいから、フリーターになっちゃおうかな」なんて、当然一瞬考えてしまう瞬間も。ただ、社会人を一旦経験してからフリーターになってしまうと、ちょっとお金に関して弊害が発生してしまうのをご存知でしょうか。

「フリーター」に関する意味のない余談

ということで、今回のちょこっと余談…ちょっとタメになる豆知識。実はこの「お金」に関する情報、割と僕と同年代で止むを得ない事情でフリーターや若しくは個人経営を行なっている人は絶対に知っておいた方が良い情報なのです。

当然、アルバイトを行うと賃金が発生するワケですが、この給料に関してのお話。そもそも「給与」というものに否が応でも発生するのが、社会保険と住民税。就学期間中であれば扶養控除を受けて、保険料と税金の支払いが免除されるのは学生バイトしてた方ならご存知だと思いますが、学生を卒業すると扶養控除は当然効力がなくなる為、就業月より社会保険と住民税が発生します。

で、これの何がヤバイのかというと、支払い義務があるものの行政からの通知が非常に遅い…というかほぼ連絡が来ないので、いつの間にかとんでもない金額になっているなんてこともあります。

実は私トノハジメ、この支払い義務に関して十数万円相当の被害にあったことが。

学生時代、バイトの掛け持ちで可能な限りお金を稼いでいた僕。実は大学2年次くらいのバイトの賃金のせいで、被扶養控除の年収上限額103万円を超えてしまい、大学3年次より保険料と住民税が発生してしまっていたのです。

※現在は被扶養控除の年収上限額は、103万円ではなく「150万円」。

通知がないまま発生していた為、大学4年次の中盤あたりで行政から通知があったことにより、保険料と住民税の支払い未納が発覚。結果として十数万円の支払いをするハメになってしまったのです。こういうことに特に厳しい母親に怒られながら。でも、知らなかったし…。なので、フリーターの人、フリーターを経験した人は一度行政に確認するかをした方が良いですよ。ホントに。

そんな経験もあるので、「フリーター」という環境に対して恐怖心がある僕。まさしく「人生経験」とはあの事を言うのだと思います。まあ、フリーターになったことないけど。

まあ、じゃあなんでそんなダラダラ就活してるんだと思うかもしれませんが、そこは放っておいてください。エンジンがかかるまで時間がかかる人間なんです、僕は。

「就活」に向けて持っている“資格”

さて、余談が長くなってしまいましたが、本題に入れなくなってしまうので話を戻しましょう。

まず、資格から。

学生時代にちょっと不真面目な部分もあり、テストの点数の高い時と低い時にムラがありすぎて、それが最も顕著だった高校時代、親が居た三者面談で担任に「心電図みたいですね、ハハハ」と、究極のブラックジョークを言われたことのある僕。

この件に関して、親にいまだに嫌味を言われている僕ですが、ムラがあるとはいえ、ちゃんと平均的に高得点が取れる教科があったのです。それが「英語」。一応得意科目だったので中3初頭に「実力英語技能検定(英検)」の3級を取得。と言いつつも、別に英語が喋れるワケではないので、何の意味もなしていないのは言うまでもない事実なのですが。高校で同級生に隠れてやったTOEICもボロボロだったし。

その他、持っている資格は「普通自動車免許」。まあ持ってて当然だね、って感じの資格。ですが、学生時代は親が車2台持っていたこともあり、“ほぼほぼ”自由に乗らせてもらってたが、一昨年くらいにその車が廃車に。そもそも廃車になる前から仕事が忙しかった為に乗ることも出来ず、結局今では立派なペーパードライバーに。

つまり、僕の持っている資格、2つともほぼ意味をなしていないのです。

「就活」に向けて持っている“アピールポイント”

「資格がほぼ意味ないなら、仕事で手に入れたスキルだ!」と思った私。「他人を思いやれる」「優しい」「リーダーシップがある」とか、性格面に関するスキルなんてどう考えても意味のないクソも良いとこなのは間違いない。

「せめて何かあるかな」と言っても、中学生の時に学校で強制的にやらされたIQテストの結果が良かった、とかも一応あるんですが、それを面接で言うのはそもそも言語道断ですし、まして履歴書に書いても「何コイツ?」と思われるに違いない。

じゃあどこをアピールするべきなのか。そう考えたら、もう前職(テレビ制作)を全面的に出すしかない。

ということで、就活の履歴書には「●●という番組を…」「映像編集・画像編集ソフトは大体のノウハウは…」など、ちょっと反則手的は文言を使っていたりします。とは言っても事実だし、文字数を稼ぐには書かざると得ないんですけど。そもそも、次の就職先もテレビ業界の末端か、若しくはメディア系で考えているので、まあこれらを上手いこと生かして、エントリーや面接に望んでいこうと思っているのですがね。

面接の状況

と、偉そうなことを言いつつも、まだ現在まで面接を一回しかしていないんです。そもそも、希望する会社へのエントリー自体も3社。その内、一社は「映像制作(?)の会社(下記)」「街頭ビジョンの管理会社」、そして今回紹介する「オイルマッサージ」の会社。

ちなみに、街頭ビジョンの会社はWeb選考で落ちています。

「本腰入れてやってるぜ!」と自分の口で言っても、他人には「もっとちゃんとやれよ」と思われるに違いない。実際、自分でも薄々「ちゃんとやった方が良いな」、なんて思い始めていますし。

ただ、先日転職面接1回目の映像制作(?)の1社。実は即日内定が出たものの、拘り型のワタクシはあっさり辞退。というのも、面接で「こんな話聞いてねーし」って思ったところがあまりにも多かったからです。そもそもその会社、面接担当が「まあ本社は代休ないし、土日祝日年末年始はイベント参加予定…」みたいなことを言ってきたのです。何そのブラック企業アピール。

聞きつつも「いや、待て」と思った僕。面接の感触は当然良かったものの、あんまりにも腹が立って辞退を決めた、というワケです。ちなみにそのイベントとはオタクの祭典「コミックマーケット(コミケ)」。その点でも絶望的に興味がなかったわけです。まあ縁はなかったな、どちらにせよ。

「オイルマッサージ」の会社に面接に行く!

そもそも何故応募をしたのか?

実はこれ、ちょっとお間抜けなことがキッカケ。というより、僕だけでなく、転職サイトアプリの問題でもあると考えています。

転職サイトのアプリを利用したことがある人も多いとは思いますが、企業には稀に所謂「Web履歴書」を、実質ワンクリックで応募出来る企業が。僕はいつの間にか押してしまっていたようなのです、このオリーブスパの会社、しかも「セラピスト(施術師)」の採用に。

とはいえ、別にワザとやったワケではなく、(おそらくだけど)夜に会社をサーチしている時に、寝ぼけて応募してしまったようなのです。まあ、そもそも悪気はない。まあ、そもそもこういうシステムにしてしまった、マ●ナビのアプリも共犯ちゃあ共犯であるわけですね。

で、応募した(と思われる)日から数日経ち、突然メールに届いたのは「Web履歴書の選考が通過したので…」という面接のご案内。「なんでオイルマッサージの会社?」と、そもそも犯人が自分であるにも関わらず、頭にハテナが出るプチパニックに。

そして悩んだことは…

「面接に行くべきか」

              or

「面接を辞退するべきか」

友人への相談タイム

ということで、身に覚えのない面接案内ではありつつも、「よりによってオイルマッサージ!?」という事実が自分の中でもちょっと面白かったので、友人LINEにて「別に行かなくても良いよね」的な相談。

そして、こんな返信を。

なるほど。その発想はなかった。

と上記のLINEの天才的発想により、前述の“コミケに連れてかれる会社”よりも縁がないであろう、オイルマッサージの会社に行くことを決意。

当然ながら「オイルマッサージ」という概念自体ないので、一切知識もない。そもそもマッサージ資格もあるわけがない。つまりは、完全なる思い出づくりで採用面接へ向かうという、自分の経験として初めての行動をすることを決めました。そもそも、呼んだ企業も企業だ、という心持ちとなったワケです。

事前準備?

いくら冷やかし半分とは言いつつも、「うわ、やべえヤツきた!」みたいな雰囲気になるのは、先方にも失礼だし、個人的にもあまり心地よくはないし癪に障る。面接練習的に行くのが良いだろうな、ということも考え始める。

ということで、「オイルマッサージ」だけだと世界が狭すぎるので、マッサージや整体などの知識を、念の為ですが若干でも頭に入れてみることにした。Wikipediaで。

しかし、“情報の100円SHOP”ことWikiですら、マッサージに関して意味が分からず、全ッ然頭に入ってこない状況に陥る。気がつけば完全に飽きてしまっていたのです。

その時点で「南極点に半袖ハーフパンツで行く」を地で行くような、最初気にしていた「やべえヤツ」の状態で行くことが決定。もはや、「エピソードを残したい」と身体を張りに行っただけ、というどこぞのゴミYouTuberのような発想になってしまったワケです。

しかし、男に二言はない。ということで腹を据えて面接を心待ちに。まあ、そもそも受かったら受かったで、それはそれでラッキーだし。

行くつもりはないけど。

決意の朝、快晴。会社に乗り込む

面接日メモ①「到着」

ということで、面接日当日。

就活で定番の「私服可」の面接であったが、「オイルマッサージの店に合う私服」など、僕の今までの人生で一度たりとも考えたこともない。いや、そもそも今後も考えるワケないだろうけど。

ということでスーツで、面接する会社に向かう。そもそも、『アルマゲドン』のブルース・ウィリス並みに「玉砕は覚悟」の上なので、正直怖いモノなど何もない。まあそもそも、「行く」宣言をしてしまったのだから、男一匹意を決して行くしかない。

そんなこと言っても“落ちる前提”で面接に行く、ということは僕の人生でも初なので、面接する会社への道のりにはそれなりに緊張するんです。前述の通り、「知識皆無」「やる気なし」「私服可って言ったのにスーツ」と、行く時点で3点のタブーを犯している。指名手配の犯罪者の気分が分かったような気がしました。

面接会社には10分ほど前に到着。とりあえず良い時間なので、エントランス的なとこで到着連絡。

ボク「スミマセン、面接にお伺いしました…」

会社の誰か「はい、少々お待ちください〜!」

当然、声は女性。玉砕覚悟とはいえ、緊張はマックス状態。そして、そのまま会社の中にご案内されました。

ここで個人的な問題に気づく。

オイルマッサージだから当然、女性が中心になっているワケで、社内の雰囲気はこれ以上ないくらいカジュアル。社内には20〜30人ほどの社員がおり、そのほとんどが女性。社内の打ち合わせとかも、窓際にあるフリースペースで行なっているのでしょう。

どういうことかというと。。。

この会社、「個室の面接ルーム」という場所が存在していないのです。

ゲッ!初っ端から公開処刑ッ!

と思わず、両津勘吉的な声が出そうになるも、とりあえず面接練習プラス思い出作りの為、まさしく30人近い女性の視線を感じつつ、面接をする場所だというフリースペースへ。

面接日メモ②「久々に見た“女性のキョトン顔”」

そして、来たのが社長と採用担当の2人。もちろんこの2人も女性。しかし、僕は間違いなく見た。女性の本気のキョトン顔を。

「なんだ、絶対にオイルマッサージに興味ないであろう男性は…?」

「オシャレを微塵も感じられないスーツ…」

「この人が…セラピスト志望…?」

聞こえる…

聞こえるぞ…

そのキョトン顔から…

ホントにこんな顔だった(実際は女性)

面接日メモ③「就活者と面接者のフリーズ」

最初聞かれることは、就活の定番“志望理由”。

「マッサージには昔から興味があって…」「オイルマッサージという新しいサービスを…」など、脳みその表面をなぞっただけのような、全く思考の働いてない志望理由。「この会社に入りたい」という気持ちがないと、「こんなにも思考が働かないものか」と我ながらビックリしました。

最悪だったが、女性社長からの「それでは、本社に入ったらどんなポジションを目指していますか?」という質問。

やばい。なんて答えれば良いだろう。

そして、僕の思考が強制シャットダウン。再起動までに10〜15秒ほどを擁し、出た言葉に自分でも唖然としてしまう。

「施術セラピストです。」

自分で言って、思わず吹き出しそうになってしまった。そして、向こうも(おそらく想定内だとは思うけど)その回答に、鼻の下が若干伸びてしまっていた。分かるぞ、笑いそうになっていたんだろ。

まあ、面接理由としては間違ってないけど、志望理由も上っ面な事しか言えない人(しかも男性!)が放つ、完全なる心にも思ってない一言。

セラピスト志望の面接であったものの、この時点では最早自分が何の為に面接に来たのかさえ、分からなくなってしまっていました。とりあえず、取り繕えるだけ取り繕って回答するも、同時にこんなことを考えてしまっていた。

あれ、なんでここに座っているんだ俺

面接日メモ④「申し訳程度でしかない適性テスト」

ここまで、見事なまでの玉砕。面接時間は約15分くらい。自分の中の体感時間はすでに2時間を超えている感覚。

面接の雰囲気を例えると、UK青春映画『トレインスポッティング』で主人公の一人であるスパッドが、興奮剤を飲んで採用面接のシーンがありますが、個人的にはあれが一番近い。思わずそれっぽく「そんなこんな言っても俺は俺だよな!?」って、スパッドみたいに言いそうになっていました。

誰がどう見てもヒドイ面接なのは間違いないですが、最後は申し訳程度の適性テスト。内容は「一般常識」「本社をどうして行きたいか」など。

「本社をどうしていきたいか」なんて聞かれても…

はあ…早くプールに行きたい…

巡りめくる僕の思考は爆発状態。ということでハッタリのてんこ盛りで適性テストを終わらし、「ありがとうございました!」と元気良く面接した会社を退場。

「ヤバイとこ来てしまったな」と思いつつも、過去1ヶ月で一番の晴れやかな気持ち。たぶん、滝行とか終わったお坊さんってこんな気持ちなんだろうな、とか変なことを考えていました。

しかし、会社を出る時にまたも20〜30人の視線を浴びなければいけない。再度息苦しい気持ちを味わいました。

まとめ:感想

一応、別に悪ふざけで行ったワケではないけど、一つ思ったことがありました。いくら面接練習とはいえ、所謂「TPO」は大事なのだ、ということ。

(身に覚えがないものの)興味本位では就職面接をしてはいけないのです。

ちなみに、面接の結果はまだ出ていない。「受かって欲しいな」とは微塵も思っていないですが、逆に「受かったらどうしよう」と思ってしまっています。しかしながら、転職面接2回目にして、本当に思い出に残る面接が出来たような気もします。

良い意味でも、悪い意味でも。

 


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BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。

故にそんなブログを書くと思います。

しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。

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