【コラム】“インフルエンサー”とかいうバケモノ【怒りの告発】

コラム

どうも度々。情報乞食のトノハジメです。

さて、丸っと3ヶ月のアウトドアニート期間を経て、今年の初めから再就職を果たした、生まれ変わった社会人トノハジメ。

そして早くも2ヶ月。僕の持ち味である“無差別&裏表なし=人類みんな仲良し”っぷりで、何となく職場でも溶け込んできたであろう僕。そんな中、仕事の一貫でとある「企業イベント」に参加することになった。

そこで僕はとてつもなくイライラしたことがあった。僕がピッコロだったら地球をぶっ壊しているくらいにイライラした。「感情がないんじゃないか?」と周りに度々指摘されるくらい、滅多なことではイライラしない人間である僕が。

いや、仕事の不満とかではないのだ。ホントに。むしろ仕事自体は結構面白かった。

しかし、イライラしたのはその場に居た“とある存在”についてだ。ということで、今回はそれを問罪したい!告発がしたい!

※詳細を言うと僕のクビがすっ飛んでしまう可能性があるので、詳細は控えますよ!

承認欲求の塊

すでに生活ツールの一つとして確率したSNS。僕が中学生の頃(2004年頃)には「前略プロフィール」、高校生の頃には「mixi」、大学生の頃には「Twitter」、社会人の始めの頃は「Instagram」、最近では「TikTok」など時代と共に進化を遂げている。

「私、友達多いの!」「豪華なご飯食べちゃった!」「海外行ったから自慢したい!」など、潜在意識的に不特定多数に“伝えたいこと”を、フワッとオブラートに包んで承認欲求を満たすのはSNSの真骨頂とも言える。

とはいえ、こういう感情は誰彼存在する。もちろん、僕もたま〜に思う時はある。SNSで「ドコドコ行った!」みたいな投稿もまさにそういうモノであろう。

ところで「マズロー」という心理学者、皆さんご存知?彼は現代心理学の基礎となる考えを示した心理学界隈の偉人で、SNS利用者に対してよく言われる「承認欲求」という言葉は人が作り出したモノなのだ。このマズローという人が提唱した「欲求段階説(Maslow’s hierarchy of needs)」という理論により提言された、“Esteem needs”という英文をそのまんま直訳したのが「承認欲求」である。

「マズロー」の画像検索結果

つまり学問としても承認欲求とは(人間生活として)必ず存在しており、クソ真面目に研究をされているモノ。

で、これがほどほどなのはまだ良い。

そこで皆さん。学生生活などを思い出してほしい。いっつも自慢をしてくる同級生、居なかっただろうか?「君には●●の良さ、分からないのだな」的なこと、言われたことはないだろうか?

これが大っぴらに見れる媒体が今、現在問題になっている。世間でも、個人である僕の中でも。

それが前述の「Twitter」や「Instagram」などのSNSなのだ。

現代のモンスター

さて先に言っておくと、僕はとあるイベントにて衝撃的な光景を目にした。

そもそもそのイベントというのが、とある新商品を紹介するイベントで、「インスタ利用者を集めて云々…」という企画モノ。で、その商品というのが消耗品である商品と飲食品。企画自体もSNS利用者で一定数のフォロワーを持つ人を所謂“インフルエンサー(※1)”として利用しちゃおうというものであった。

(※1)「インフルエンサー」…ブロガーやSNSを利用した情報発信者のこと

イベント自体は、割と和やかに、それこそイベントらしくMCの軽い挨拶から始まり大人な盛り上がりをみせた。問題はプログラム中盤くらいからの撮影タイム的なのが始まってから。

その消耗品・飲食品はインスタグラマー各々に丁寧に配られており、「それぞれ自分たちで撮り方は工夫してくださいね〜」というようなシステムになっていた。

そして「スタート!」となった瞬間、インスタグラマーが始めたのは、商品も写ってないと思しき“自撮り”、テーブルが気に入らないのか“土足の床下での撮影”、「照明の場所が気に入らない」と別テーブルへ移動し“他人のバッグを使った八百屋(※2)ブツ撮り”・・・

(※2)「八百屋」…商品の下に物を置いて傾斜をつけ、照明や太陽光などの光を避けて撮影する方法

これが1人2人だけだったら「ああ、変な人居るなあ」で済む話だが、このイベント、約100名くらいインスタグラマーを呼んでいる。なんとその半分がそんな所業を行なっていた。

極め付けはこれだった。

撮影した飲食品には一切手をつけず、そのまま帰路につく。

これは僕からしてみたら、まるでこの世の終わりのような光景であった。「物は大切にしなさい、ご飯はしっかりと食べなさい」と教育を受けてきた僕には、そのどれもが虫酸が湧くような気持ちになる場面ばかりだった。

SNS利用者のヤバすぎる実態

上記の出来事にて僕がふと思い出したのが、昨今のSNS上から社会問題となった「バカッター」騒動だった。数年前より定期的に問題になるバカガキによるバイト先の厨房などで行われたイタズラ動画。

僕もアラサーになり、さすがにそういう動画に対して「なんでこんな映像撮ろうと思ったのか理解が出来ない」と、そのような学生のイタズラ動画に何とも言えない気持ちになってしまうのだが、上記の件も所謂バカッター少年少女と変わらないではないのか、という思いに至る。

というのもバカッターも上記のインスタグラマーたちも、結局はフォロワーたちへ(冒頭でも説明した)承認欲求を満たす為にアップをし続ける。結局はあらゆる点で周りのことなど考えないのである。

バカッターに関しては大手開店寿司チェーン「くら寿司」が、制裁措置とでも言わんばかりに訴訟の強行しようとしている。当然、当事者のアップロードした学生は今後のことを思うと満足に睡眠を取ることも出来ない状況であろうが、側からニュースなどで知った僕らは、アップロードした学生に対して思うことは「ざまあみろ」という感情だけなのだ。

無論インスタグラマーやバカッターなどの“インフルエンサー”とは名ばかりの見栄っ張りに関しては、正直人間的な理性などがどこかしら欠落しているように思うので、本当なら撮影していたスマホや一眼レフカメラなどを投げつけたいところなのだが、今のご時世でそんなことをやったら僕は確実に警察に捕まっちゃうことだろう。

ただ、もし知人にSNSなどでお手軽にインフルエンサーとして活躍している人が居る方は、「もしかしたら食べ物や商品を全く大切にしないヤバイ人」だとか「そもそも紹介する気がない人」なのかもということを、肝に命じておいた方が良いかもしれない。

SNSはほどほどにしといた方が良いのだな、と考えさせる一件であった。


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BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。

故にそんなブログを書くと思います。

しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。

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