昨日の夜、とんでもなく悲しいニュースが舞い込んできました。
テクノ・ミュージックでも特に激しいジャンルであるビッグ・ビートの代表格であるザ・プロディジーの2人居るフロントマンの1人、キース・フリントがなんと49歳の若さで死去。自殺とのことです。
キースといえば、写真の通りウド鈴木が完全なる悪に染まり、モヒカンヘアーをセンターではなく間違えて両サイドに分けてしまったかのようなヘアスタイルが特徴です。
その強烈なビジュアルは、もう1人のフロントマンのマキシムと共に、ザ・プロディジーの暴力的な音楽性をビジュアルで表現。まさにバンドに居なくてはならない、ザ・プロディジーにおける「コンビニ弁当の“バラン”」的な存在で、この急逝によりザ・プロディジーというバンド自体の活動にも影響を与えること必至です。
音楽を作成しているのはリーダーであり、最年少メンバーであるリアム・ハウレットでしたが、とはいえザ・プロディジーを大きく支えたのは、ライブやアルバム問わず「Fuck’n」などの猥語を殊更自然な感じのノイズのように大声で叫ぶ黒人メンバーのマキシムと、とにかくビジュアルが強烈でパンクそのものの歌声…というより叫び声でザ・プロディジーの楽曲を彩るキースでした。
正直、すごくショックです。
ザ・プロディジーとの出会いは、中学生の時に僕の兄が持ってたザ・プロディジーのアルバム「The Fat Of The Land」と「Music for the Jilted Generation」のデータを貰ってからなので、ざっと年数数えて15年を越えるわけなのですが、それだけに戸惑いがよりひとしおとも言えます。
また、「衝動的に見せかけて実は楽曲の構成を大事に曲作りをしている」というザ・プロディジーの楽曲の作風は、このバナナスクーターズとして活動を始めた初期の曲それぞれに多大な影響を与え、明らかにザ・プロディジーの曲の存在があってこそ出来たものといえます。影響受けまくりです。
Rest in Peace,
Keith Flint.
素敵な楽曲たちの中を彩ったキースの歌声は後世に残るモノだと思います。
素敵な思い出をありがとう、キース・フリント。
More Music for the Jilted Generation【中古】
【輸入盤】 Fat Of The Land (Expanded Version) [ The Prodigy ]
【輸入盤】No Tourists [ The Prodigy ]
BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。
故にそんなブログを書くと思います。
しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。
コメント