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【映画レビュー】映画評論〜アンタのナマコに塩塗り込むわよ!〜第10回:サイバーパンクSF映画特集

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どうも!映画評論家のおすぎむら昆です!

来年には「サイバーパンク」の世界観をテーマにしたTVゲーム『サイバーパンク2077』が発売されるらしいわよ!

ということで、今週はサイバーパンク系のSF映画をテーマにレビューしていくわ!

「ストレンジ・デイズ/1999年12月31日」【75/100点】

日本の興行主のセンスを疑ってしまうB級感が漂いまくっている副題は然もありなん、実はガッチガチ硬派なSFサスペンス映画で、公開当時めちゃくちゃ流行った“ミレニアム物”の一本とはいえ内容はカナリ渋い(悪く言えば“地味”)。
実はスタッフも超豪華。

プロデューサーはこの映画の同時期に『タイタニック』を制作開始していたジェームズ・キャメロン(とお抱えスタッフの皆様)、監督は後に戦争アクション『ハート・ロッカー』でアカデミー賞を受賞するキャスリン・ビグロー…キャメロンとビグローのお二人、この当時離婚済みの元夫婦なのよ! 

そんな衝撃的事実もさることながら、「荒廃した世界」「よく分かんないけどカッコイイガジェット」「唐突なバーチャル映像」と大方のサイバーパンク系SF映画の定石を踏んだ描写の数々に胸躍ること間違いなしだわ!

また、大感動のラスト“ミレニアムカウントダウン”場面の直後に流れる、元ジェネシスのピーター・ガブリエルと、ワールドミュージック+テクノな融合音楽が特徴のディープ・フォレストのコラボによる一曲『While The Eirth Sleeps』はガチ名曲なので必聴よ! また、インダストリアルバンドSPKの元メンバーのグレーム・レヴェルが手がけたサントラ自体が超カッコイイのよ!

公開当時大ゴケをかましてしまったせいか、知名度がものすごい低く、メディアがセルDVDとVHSくらいという不遇過ぎる扱いなんだけど、その事実はあまりにも勿体ないと感じる一本よ!


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「JM(Johnny Mnemonic)」【50/100点】

“サイバーパンク”という言葉の概念を生み出したことで知られ、スティーブ・ジョブスのソックリさんなことでも知られる小説家ウィリアム・ギブソンによるSF短編小説を、当時『スピード』でブレイクしたばかりのキアヌ・リーヴス主演で映画化した一本よ!

なんと敵のボス役を演じているのは先日の離婚報道が未だに尾を引いているビートたけちゃん(バイク事故前)!

その他、共演はギャングスタ・ラッパーのアイス・T、IQ160の高学歴「人間核弾頭」ドルフ・ラングレンと、豪華なのかどうか良く分からないキャスト陣が脇を固めているわ! 「脳内に埋め込まれたチップ(容量は“320GB”…小さ!)を移送するがトラブルに巻き込まれ…」と、それなりに実力のある映画なら間違いなく面白くなった素材を、なんとあろうことか本作で初監督デビューの前衛のペイントアーティスト(映画監督実績なし)に任せるという暴挙をし、結果として大ゴケ・大酷評。そりゃ大ゴケに決まっているわよ! 

ちなみにそんな大酷評を受けた映画の前歴がありながら、キアヌは後にほとんど同じような題材の『マトリックス』に出演し、言わずもがなで『マトリックス』は大ヒット。

作品選びが上手いのか、それとも本当に何も考えてないのか、キアヌは本当によく分からない俳優よね!


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「アリータ:バトル・エンジェル」【75/100点】

元々はジェームズ・キャメロンが『アバター(2009年)』の前後で、自身が監督就任する方向で進んでいたというこの日本SF漫画の映像化企画を、“ハリウッド一頭の悪いアクション映画を撮る”映画監督ことロバート・ロドリゲス(タランティーノの大親友)が完成まで漕ぎつけたこの一本よ!『アバター』で世間に名を知らしめることになったモーション・キャプチャー技術を生かした、リアリティと虚構の狭間のギリギリの映像が本当に楽しく、勧善懲悪で単純明快な物語進行も相まって暇つぶしにちょうどいい一本よね!

この映画、あまりにもCGの映像がすごい…いやすごすぎるので、映画館で観ないと魅力が半減しちゃうような気がしないでもないけど…

とはいえテンポの良い展開とノンストップアクションっぷりは、とにかく手に汗握ること間違いなしよ!

「レディ・プレイヤー1」【80/100点】

ガチオタ作家アーネスト・クラインによる小説『ゲーム・ウォーズ(英題:Ready Player One)』を、なんとあのスピルバーグが指揮を執って映画化した、まさかのサブカル情報まみれのサイバーパンクSFアクションよ!


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オープニング早々からバットマン、ハローキティが登場し、挙句バックで流れる音楽もヴァン・ヘイレンにA-haと、テンションが上がり過ぎて高血圧な人は死んでしまうかもしれない激アツっぷりで、そのテンションの高さはほぼ持続。

アニメ、映画、ゲームから“ゲスト出演”したキャラクターやアイテムが登場する場面は200箇所を優に超えており、それもあってか公開当時のインタビューで「(登場キャラの数は)覚えてないね」というスピルバーグの名言も飛び出した一本。

「管理社会を形成している大企業をボコボコにする」というサイバーパンク映画のド定番展開に乗っ取り、円熟極まったスピルバーグの衰えない演出力が開花している一本!

一番ビックリするのがこの映画の世界公開時点で、スピルバーグ監督は70歳を迎えていたこと。

なんだこの人は。

「ブレードランナー」【85/100点】

サイバーパンクSF映画の金字塔で、今やハリウッドで一番映像が凝っているおじいちゃん監督ことリドリー・スコットの代表作よ!

新宿の歌舞伎町をモデルにしたとされる人工的で極彩色のネオンに溢れた景観に、雨がずっと降りしきっているという独特の世界観もあり、さらに往年の犯罪サスペンスに影響を受けたというハードボイルドなストーリー展開も相まって、今観ても凄まじくカッコイイ映画になっているのね!

元を追えば「反逆したアンドロイドの暗殺」という単純なストーリーではあるものの、「これでもか!」とばかりに凝りに凝った映像がやはり目を引き、劇中で多く提示される意味深で暗喩めいた場面の数々も気になり、「アレ、どういう意味なんだろう…」と思わず再鑑賞を促されてしまうような、そんな魅力が尽きない一本よ!

「ブレードランナー2049」【90/100点】

「続編は駄作になる」というセオリーは時として崩れるのよ!

この映画は特にそうで、約35年ぶりの続編でありながら、おそらく“続編”という枠組みであれば『ターミネーター2』級の傑作であると思うわ!

完璧に構築された世界観が魅力の前作『ブレードランナー』と、世界観をそのままに超クールな展開を繰り広げているの!また何より前作の主人公であったハリソン・フォード演じる“リック・デッカード”が、「ここよ、ここ!」って良いタイミングで再登場してくるの!

この登場がカッコよくで痺れるわ~!

世界観がそのままで、前作で少なかったアクションシーンは少しだけ多め。尚且つ、相変わらず暗喩と意味深な展開はそのままと、まさに“パワーアップ”よね!

この映画、本当に好きよ!続編モノのお手本のような映画だわ!


 

今回は以上よ!次回の連載も楽しみにチンチンおっ立てて待ってるのよ!


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映画評論「アンタのナマコに塩塗り込むわよ!」連載中!
好きな映画のジャンルはカルト系から一般エンタメ映画まで様々。
自身の男性器を素手で引き千切っているゲイなりの斜に構えた観点で映画をレビューして興奮している変態。
夢は帝国陸軍士官を主人公にしたヒッチコック風のサスペンス映画を監督すること。











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