【映画レビュー】映画評論〜アンタのナマコに塩塗り込むわよ!〜第8回:狂気を感じる邦画特集

コラム

どうも!映画評論家のおすぎむら昆です!
今週は狂気を感じる邦画をテーマにレビューしていくわ!

「珍遊記」【10/100点】

どうも!映画評論家のおすぎむら昆です!「コメディ」って言っている割に全然笑えないって、そもそも罪な話だと思うわ。

で、感想?

糞。

「渇き。」【80/100点】

この映画、 『告白』で知られる天才CMディレクター・中島哲也監督の約8作目の監督作品なんだけど、『告白』 と似たような…

と言いたいけど、それよりもずっとずっと 「暴力」「性」「薬」とかなりアンダーグラウンド な世界を延々描写しているのね。⁣⠀

当然、アタシのような暴力映画好きのオカマちゃんは大変好みな映画だけど、兎にも角にも暴力・暴力・暴力な映画なの! んでもってミステリーの要素もあるので、暗喩や伏線のオンパレード!

おまけに映像は暴力的とはいえカットが早いわ多いわ、照明ビカビカ で目がチカチカするわで、非常にビビッドなのね。

最後に小松菜奈。演技もやたら評価されているから、いっぱい出ていると思うじゃない?

実は全然登場しないの!これでもよければ見るといいわ!

いや、アタシは好きな映画なのよ!というか中島哲也監督の映画が好き、ってのもあるけど!

「悪の教典」【65/100点】

この映画、 保険金殺人をテーマにしたホラー小説『黒い家』の貴志祐介が2009年に発表した“担任教師がサイコパス殺人犯だったら?”というテーマの同タイトルの学園ホラーが原作なの。


黒い家 (角川ホラー文庫) [ 貴志 祐介 ]

で、こちらの映画はというと、何と監督に日本の鬼畜バイオレンス映画の巨匠・三池崇史監督が就任したのね。

アタシのような暴力映画好きのオカマちゃんは「ヤダ!三池監督が撮ったらアブノーマルの塊みたいな映画になっちゃう!」とドキドキしてたんだけど、満を辞して映画館に行ったら…すごい長く感じたのね。

いや、退屈じゃないんだけど、原作の展開を盛り込み過ぎてランタイム130分の映画になっちゃってるの!殺すんなら早く殺しなさいよ!

あ、クライマックスとなる伊藤英明演じるサイコパス教師・蓮見の大殺戮シーンはもうカタルシスの塊なの!もう血みどろ!

でもそこに行くまでが長い長い。

林遣都はホモ教師にフェ●チオされる「う…気持ちいい…です…」ってキモい顔で喘いでるシーンなんて…いる?

アタシが監督なら重要な要素だったとしてもカットするわよ!

あと、 血みどろの件だけど、生理的に不快なシーンも結構意図的に盛り込まれているのね。正直、悪趣味というか。いや、嫌いじゃないけど、休日に見る映画ではないわよね。つまらなくはないけど、 確実にダウナーな気分になる映画よね。いくら若手俳優が大挙して出演していようとも。

ちなみに何だけど、アタシは原作を21歳くらいの頃に読んで、バイトをしていたレンタルビデオショッ プのTさんって人に原作2部冊の前編と後編のどっちも貸したんだけど、なぜかいまだに後編が返ってきてないの!レンタルビデオショップに勤めててモノ返さないって不届き者も良いところよ!

「悪人」【70/100点】

妻夫木クン、アタシが中高生の時は「好青年っぽい役柄が持ち味!」って感じの俳優だったけど、良い俳優になったわよね!でも、この映画の妻夫木くん、すごい頭の弱い役なのね。

いや、演技はすごいのよ!もう、「不条理」「陰湿」、ジメッとした展開で気が滅入っちゃうわよ!とはいえ、吉田修一の小説からしてそ んな感じなんだけど、「もう辞めて!」ってくらいダークな展開!息が詰まるわよ!

でも、そんな中でも光っていたのが、妻夫木くんでも相手役の深津絵里でもなく、「バカでウザい女」を悪意たっぷりに演じた満島ひかりなのね!もうウザい!死んじゃえばいいのに、って感じなのね!あの思いつきで行動しているバカ女っぷり、上手いわよね。

でも、こちらも『悪の教典』と同じで、休日に見ると自律神経がイカれちゃいそうになる程、いやぁ~な感じの展開。死ぬゥ!


 

今回は以上よ!次回の連載も楽しみにチンチンおっ立てて待ってるのよ!

映画評論「アンタのナマコに塩塗り込むわよ!」連載中!
好きな映画のジャンルはカルト系から一般エンタメ映画まで様々。
自身の男性器を素手で引き千切っているゲイなりの斜に構えた観点で映画をレビューして興奮している変態。
夢は帝国陸軍士官を主人公にしたヒッチコック風のサスペンス映画を監督すること。

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