【映画レビュー】映画館で伝説のボーカリストを見た!『ボヘミアン・ラプソディ』鑑賞記

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こんにちわトノハジメです。

さて、最近話題の映画がありますよね?

そう、UKポップソングの代表バンド「クイーン(QUEEN)」の伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』です。

この度、私はバナスクメンバーの主要メンズ4人みんかとぅぎっちぽんかんち吉兆と一緒に、男性5人のアラサー集団で映画『ボヘミアン・ラプソディ』を鑑賞。

これがめっちゃ大傑作だったのです。

ということで、ブームに便乗し『ボヘミアン・ラプソディ』の魅力を十二分に紹介し、この映画のフォロワーが増えてほしいという一心で、本作を魅力をたくさん紹介致します。

『ボヘミアン・ラプソディ』のあらすじ

複雑な生い立ちや容姿へのコンプレックスを抱えた孤独な若者フレディ・マーキュリーは、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、バンド“クイーン”を結成する。この個性的なメンバーの集まりは、互いに刺激し合うことで音楽的才能を開花させていき、常識にとらわれない革新的な名曲を次々に生み出していく。そしてついに、ロックとオペラを融合させた型破りな楽曲『ボヘミアン・ラプソディ』が完成する。しかし6分という当時としては異例の長さに、ラジオでかけられないとレコード会社の猛反発を受けるフレディたちだったが…。

※あらすじは「allcinema」より転載

「QUEEN」という“男”たち

さて、この映画の主人公は、亡くなってしまったクイーンのリード・シンガー、フレディ・マーキュリー。圧倒的な歌唱力と身体を大きく使ったパフォーマンスは、「クイーンと言えば“フレディ”!」というくらい有名な存在。唯一無二とも言えるだろう圧倒的歌唱力は、我々バナナスクーターズのリードシンガー・みんかとぅを含め世界中のボーカリストに影響を与えました。

そんなフレディが、美大に通う冴えない学生であった時期からストーリーが始まります。実はクイーンには元々の母体バンド(名前は「SMILE」)が存在しており、そのバンドに所属していたのがギターのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラー。そのバンド内でボーカルが辞めてしまい、偶然このバンドのファンだったフレディがメンバー入り。

その後、ベースのジョン・ディーコンも加入し、バンド名も「クイーン」と改められ、彼らの活動がスタートします。

が、しかし。

今や「世界一のレコード売上のバンド」と言われているクイーンですが、最初っから順調ってワケではなかったのです。そう、実は(この映画のタイトルにもなっている)『ボヘミアン・ラプソディ』が売れるまで、「ディープ・パープルの模倣バンド」とイギリスでは言われ、実はこの頃イギリスよりも日本で売れていたというのは、音楽ファンにはかなり有名なエピソードだったりします。まあ、そこら辺はだいぶ割愛されてましたが。

※余談ですが、この時期があったこともあり、フレディはかなり熱心な親日家だった。その為、「世界ツアー」を行う際には必ず日本が入っており、そのおかげで新宿二丁目のディスコで、ゲイ仲間たちと朝までワイワイやってたとか。僕が以前、仕事でお話を聞いた二丁目のゲイバーのマスターが「昔はね」的にふと言っていたからたぶん事実。

そして、1975年の「ボヘミアン・ラプソディ」をレコード会社の重役に「いや、曲の尺…長くない?」と言われても、確固たる姿勢を貫きリリース。これにより、世界的バンドとして大成することになります。

この序盤のエピソードだけでも非常にドラマチック。とはいえ、これ以降を書いてしまうと完全にネタバレになってしまうので、ここまでにしておきましょう。

ソックリすぎるQUEENのメンバー

このような伝記映画だと、「アレ?この人全然似てなくない?」なんてことを思ってしまうのは度々あります。例えば『スティーブ・ジョブズ』とか。

いや、アレも良い映画だったんだけど、ジョブズが全く似てなくて…

しかし、この映画。「え?もしや本人?」というくらいメンバー全員が似ているのです。本当に「生き写しなんちゃうんか!?」というくらい似ている。

いや、フレディ以外はまだご存命なんですけどね。

特にギターのブライアン・メイは「え?まさかの本人出演?」と勘違いしてしまう程にソックリ。演じたのはほぼ無名の俳優のグウィリム・リー。ブライアン・メイの独特の演奏スタイルを完全再現しており、「家で弾いてるのか」ってくらいしかめっ面で弾く様子や、曲の終わりに仁王立ちする様子など、すごい研究したんだなあ〜と思えるくらいにソックリ。いや、もはや本人よりもブライアン・メイらしかったような気も。

ブライアン・メイ本人と。親子か…?

また、フレディを演じたラミ・マレックも完璧にフレディを演じきっており、自らのセクシャリティに悩む様子や、恋人との関係など、フレディ本人が生前ではほとんど明かさなかった暗い部分を、実に説得力のあるパフォーマンスと役作りで演じています。

ラミ・マレックというと、『ナイト・ミュージアム』のエジプトのミイラ王子役が有名ですが、あんなトンチンカンな冒険ファンタジー映画とは打って変わって、精魂がこもった名演でしょう。アカデ…いや、僕の中の「俺デミー賞」では、今年のベストアクトランキングで受賞確定と言って良い名演だったと思います。本当に。

ちなみに、今は隠居してしまっているベースのジョン・ディーコンを演じたのは、『ジュラシック・パーク』で電気柵をよじ登って感電死しかける子供のティム役で知られるジョセフ・マゼロ。キャストロール(表記は“Joe Mazzello”だったはず)を観るまで気がつきませんでしたが、こちらもジョン・ディーコンの風貌を知っている人には「うわ、ソックリ」ってなるのは間違いないです。

デッカくなっちゃった!

QUEENのメンバー監修付き!?

この映画、割とスキャンダラスな内容であるにも関わらず、クイーンのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーの全面協力で製作が成されたそうで、特に音楽に関してはフレディの実際の歌声を活かしつつ、ライブシーンなどの為にリマスターMixやサラウンド加工を施したという念の入れよう。もちろん、二人の監修の元で。

やはり、そこはクイーン。実際、良い曲ばかりなのは間違いない事実であるグループですが、特にすごいのはメディアでも散々取り上げられている、この映画のラスト。

[実際の「ライブエイド」の映像]

“20世紀最大のライブイベント”と言われている「ライブエイド(LIVE AID)」で、この映画はラストを迎えます。当時、前代未聞と言われた世界同時生中継を行った為、なんと16億人もの人がこのライブイベントをテレビで見たと言われているほど、名実共に「歴史に残る」と評されているこのイベント。チャリティイベントだったこともあり、実際に日本でもフジテレビを介して生放送が敢行されました。

※ちなみに余談ですが、日本での放送の際には何故か日本のミュージシャンの演目が中心になり、海外アーティストの歌唱の際に度々CMを挟んだことで、フジテレビに猛抗議がきてしまったそうです。

そんな中でも圧倒的なパフォーマンスを見せたのが、他でもないこのクイーンの演目だったのはよく知られた話です。(映画では描かれていませんが)あまりに観客が熱狂的に盛り上がっていたので、エルトン・ジョンがバックステージで悔しがりながら「良いとこ持ってったわね!」と嫌味を言ったとか言わないとか。

そんな伝説的ライブをこの映画では完全再現。しかも撮影現場ではブライアン・メイとロジャー・テイラーが現場に常駐(と言うか監視?)という、役者のみならずスタッフたちも超ド緊張したであろう体制で撮影されたとか。そりゃああんな完璧な再現シーンになるのも頷ける、超カッコイイラストシーンになっています。

「みんかとぅ」の感想

ここで、一緒に観たみんかとぅ君の『ボヘミアン・ラプソディ』の感想を、実際の会話を録音した書き起こしでご紹介。


 

み:俺もフレディみたいに“ちゃんと”生きようって思いました。お金をちゃんと貯めようとする、旅行とかにも行く為に。

吉:旅行?

ト:フレディ、あんまりお金貯めてなかったよ…旅行とかも行ってる場面はなかったけど…

み:まあ、だいぶ浪費してたから。

ト:あのくらい幸せな生活をしたいと?

み:まあ、そうだね。うん。

吉:あんな感じでパーティとかもしたい?

み:ん?

ト:ああいう“仲間たち”ってどうですか?「バンドは家族」って言えるようなグループ仲はどうですか?

み:ああ、良いっすよね。良い。

ぎ:(みんかとぅの)IQOS臭い!

み:Mama〜,life had just begun〜♪

ト:純粋に楽しかったッスか?

み:純粋に楽しめた。映画であんなに“ウルっ”ときたの久々。

ト:一番好きな場面は?

み:やっぱりラストのライブシーン。

ト:ライブのどこの場面が好き?

み:いや、まあ月並みですけど、「We Are The Champions」のとこ。

ぎ:本当に月並みだなあ…

み:あとは“ボヘラプ”のレコーディングのとこ。

ぎ:“ボヘラプ”!?

ト:その略し方、初めて聞いた…


 

まとめ

我々のフロントマンみんかとぅちゃんも、若干うろ覚え気味とはいえいたく感動したようで、「ボヘミアン・ラプソディ」のイントロを誰かが口で真似ると、「アイドンワナダアアアアイ♪」とフレディを真似る体質に特異変化。

まあ、そんなことはどうでも良いことなんですが、

とにかく感動が出来る映画であることには間違いありません。前述で散々書いた通り、この映画で描かれるのはクイーンのグループの足跡と、“フレディ・マーキュリー”という一人の不器用すぎる男の生き様。

だからこそ、これだけは言えます。今観なきゃソンです。絶対に。



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BANANA SCOOTER’Sの用心棒兼コンポーザー。元民放テレビ局AD。自称・関東イチ映画とテクノ・ミュージックを愛する男。ダイエット中。またサブカルチャーへの造詣もかなりのもんです。趣味はディスクユニオンでポンコツCDを購入すること、どうでも良いことに対しての長い作文作成。

故にそんなブログを書くと思います。

しょうもない内容の記事が多いですが、本人曰く「至って真面目」に“しょうもない記事”を書いているとのことです。

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